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転倒予防カルタ [医学・医療・雑感小文]

転倒予防カルタ

 東京消防庁の救急搬送の統計を見ると、高齢者のケガの原因の圧倒的1位(78%)は「転倒」で、場所は家の敷地内、大半は居室である。

 乳幼児の誤飲もほとんど室内で起こる。

 赤ちゃんは口、お年寄りは足、危険は、家の外よりも、家の中にずっと多くひそんでいる。

 日本転倒予防医学研究会が募集・選定した「転倒予防カルタ」は、体験から生まれた知恵ある助言の集成だ。

 いくつかご紹介しよう。

ろ  廊下にも足元照らす電気付け。

は  はきものは足の形とサイズに合わせ。

ほ  ほら、あるよ、そこに段差が気をつけよう。

と  とんとんと降りる階段、油断せず。

ち  近くてもつっかけ履かず、靴履いて。

る  留守居役、電話が鳴っても慌てずに。

わ  和式の生活見直そう。気付かぬうちにバランス訓練。

よ  夜トイレ、ゆっくりあせらず落ち着いて。

た  畳でもすべるつまずく危険がひそむ。

う  ウォーキング手をあげ顔あげ脚あげて。

お  お風呂場は滑るところの代名詞。注意一つで良い湯加減。

ふ  ふとんでもつまずく人って多いのよ。

ゆ  ゆるゆるスリッパ危険度アップ。

め  めくれてる敷物危ない転ぶもと。

み  見た目より段差は高いぞ、足上げよう。

え  エコなれど階段灯は番外さ。

す  すぐふこう床の水ぬれ大きなリスク。

 ところで、1500人の骨折例を調べた米国の調査では、約80%の事故が心配、怒り、不安など感情的な緊張・混乱状態にあるときに起きている

 心配ごとがあったり、腹を立てているときは、足元にしっかり気をつけよう。
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