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下り坂症候群 [医学・医療・雑感小文]

下り坂症候群

「人生には上り坂、下り坂があり、そして<まさか>がある」と、テレビでだれかが話していた。

それで思い出したのが、変形性膝(しつ)関節症という、上り坂よりも下り坂のほうがつらい老年病だ。

女性に多く、65歳過ぎると急激にふえてくる

ひざ関節の軟骨がすりへって、痛みが生じる。軟骨の内側がへるとO脚に変形し、外側がへるとX脚になる。

日本人は9割以上がO脚で、白人にはX脚が多い。

最初に出る症状は、歩き始めのこわばり感。座っていて立ち上がり歩き始めの数歩がぎこちなく、軽い痛みを感じる。

さらに進行すると、長い距離が歩けなくなり、坂道とか階段の上り下りのようにひざに負担のかかる歩きがつらくなる。

正座ができなくなる。

階段の上りはまぁなんとかなるが、下りに難渋する。

「だから駅のエスカレーターが1基しかなかったら、医学的には下りにするのが正解なのです。若者にラクをさせる上りは意味がない」

とは、星野雄一・自治医大整形外科教授の弁だ。
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