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ゴルファー脳GABA試験 [医学・医療・雑感小文]

ゴルファー脳GABA試験

ゴルフスウィングをつくる大脳のさまざまな部位のはたらき=ゴルファ脳は、精神的な原因などでスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害=イップス(Yips)とも重なり合う。

大井静雄・東京慈恵医大教授(脳神経外科)らは、ゴルファー脳のスウィングコントロールをはじめ、「アスリートのマインドコントロール」+「脳力と体力維持」に、GABA(ギャバ)が有効であるかどうかを検証する「ゴルファー脳GABA試験」を行った。

GABAとは、植物や動物の体内に存在する天然アミノ酸の一つのγ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid=GABA)。

脳の興奮を鎮め、ストレスをやわらげ、リラックスをもたらす「抑制性の神経伝達物質」といわれる。

兵庫県作用町の上月コースで行われた「ゴルファー脳GABA試験」には、30歳代~60歳代の男性20人(平均ゴルフ歴21.2年。
平均ハンディ22.1)が参加した。

試験方法は、集合時にGABA錠60㍉㌘を摂取、前半9ホールのラウンド中にGABA100㍉㌘含有のスポーツドリンクを飲み、

9ホールでGABA錠60㍉㌘を摂取。

後半11ホール、13ホール、15ホール、17ホールでそれぞれGABAチョコを2粒ずつ(GABA量14㍉㌘)食べて、適宜GABAドリンクを飲んだ。

GABAの総摂取量は376㍉㌘だった。

結果はどうだったか?

試験に参加したゴルファー自身の自己評価を、(GABA効果が)―、

大いにあった=90点以上

まずまずあったと思われる=80点台

あるような気がする=60~79点

わからない=40~59点

ないと思われる=40点以下

―としてまとめた。

ドライバーでは80点台が43%、

ショートアイアンやアプローチ、パッティングは80点台がいずれも50%、

全ホールを通じては90点以上が50%、80点台が29%。

イップス(精神的原因による運動障害)の予防効果を認めた人は93%だった。
    
GABAについてちょっと補足

GABA(ギャバ)の名が広く知られるようになったのは、1980年代初めに開発された「ギャバ茶」。高血圧を防ぎ・治す効果が多く報告され、もてはやされた。

いまはチョコレートやアメ、コーヒー、しょうゆなど、ギャバを添加した多くの食品が販売されている。

GABA(ギャバ)は天然のアミノ酸なので、さまざまな食べ物に含まれている。

発芽玄米には100㌘中10㍉㌘のギャバが含まれている。これは白米に含まれるギャバの約10倍にあたる量だ。

トマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜や果物、漬物、キムチなどの発酵食品に、ギャバが多く含まれている。
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