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若年うつ病 [医学・医療・雑感小文]

若年うつ病

俗に「新型うつ病」と呼ばれ、一般に「非定型うつ病」とされるうつ病が、若い人の間にふえている。

若年者のうつ病・抑うつ状態は、中高年者に多く見られる定型的なうつ病とは異なるので、古くからステューデント・アパシー、退却神経症、逃避型抑うつなどの概念が提唱され、病態や治療法が研究されてきた。

近年では未熟型うつ病、現代型うつ病、ディスチミア(気分変調症)親和型などが提唱されている。

それぞれ考察の内容は異なるが、いずれも定型的なうつ病に比べて、抗うつ薬の効果が弱く、軽症だが治りにくいとされている。

「これらの精神病理学的議論は、治療者が、うつ病を十把ひとからげにせず、一人ひとりの抱える問題についてきめ細かく分析し、適切に対応するための議論なのです」

と、日本うつ病予防・治療委員会は強調している。

半面、若年は双極性障害のうつ病や統合失調症の好発年齢だ。

これらの鑑別診断は極めて難しい。

安易に「新型うつ病」とか「非定型うつ病」と決めつけるのは「誤診」につながる、と。
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