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袋の炎症 [医学・医療・雑感小文]

袋の炎症

大腸に「憩室」があると言われた身内の者に「年をとれば誰にでもできるんだ。心配いらない」と答えたあとで、ちょっと心配になって調べた。

『広辞苑』にも、「十二指腸・結腸に多く、しばしば炎症(憩室炎)をおこす」とある。

だが、専門書によると、十二指腸にできる憩室は、炎症を起こすことはまれで、治療の必要はない。

小腸にできる先天性の憩室はメッケル憩室と呼ばれ、2歳までの幼児期に発見されることが多い。

大腸の憩室には上行結腸にできる右側憩室と、下行結腸およびS状結腸にできる左側憩室があり、日本人には右側結腸が、欧米人には左側結腸が多くみられるという。

大腸の憩室は、年をとるにつれてできやすく、同時にたくさんできやすい。

憩室ができても普通は無症状だが、憩室内に腸の内容物がたまって炎症を起こしたり、穴があいたり、出血したりすることがある。

憩室の発生や憩室炎を予防するには、便秘をしないのがいちばん。

野菜をたくさん食べ、七分づきの米やはい芽米を常食し、リンゴをよく食べるのもよい。
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