SSブログ

春温を病む [医学・医療・雑感小文]

春温を病む

春の季節病といえば、なんといってもスギ花粉症だが、症状がよく似ているアレルギー性の眼病の「春季カタル」もある。

症状は結膜充血、異物感、まぶしさなど。

青少年に多く、春から夏にかけて増える。

内臓の病気では腎盂(じんう)腎炎が多発しやすい。

典型的な症状は、ぞくぞくする寒気や震えとともに高い熱が出て、腰が痛く、尿が濁り、頻尿が起こる。

だが微熱か平熱で、やや腰が痛く、尿の出方が少しヘンだという程度の軽症のものも多い。患者の大半は女性だという。

思い当たる症状の人は一度、尿を調べてもらうべきだ。

 もう一つ、よくみられるのは抑うつ症だろう。

春は気温も上がり花も咲き、人の心もうきうきとなるが、半面、ふっと憂うつな気分に陥ることがある。

そんな状態を昔の人は「春温を病む」と表現した。

「春愁」「春傷」「春恨」などの言葉もある。冬の「寒邪」が体に残ったまま春になり、陽気に当たり心が病むというのが、漢方の解説。

現代はそれにストレスという定番が加わる。睡眠をきちんととって乗り切ろう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

主婦湿疹生気象学 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。