カルシウムｖｓリン酸塩

　カルシウムｖｓリン酸塩

飽食国民日本人にただ一つ不足している栄養素がカルシウム。

１日当たり所要量は６００㌘だが、５５０㌘程度しか取ってない。

そこへもってきて、いろんな加工食品に入っているリン酸塩が、足を引っ張る。

リン酸塩は、体の中でカルシウムと結合してリン酸カルシウムになり、体の外へ出ていくからだ。

だからといって、リン酸塩を使わないわけにはいかない。

リン酸塩を添加すると、かまぼこ、ちくわ、ハム、ソーセージなどは、弾力性が出て、歯ごたえがよくなる。

アイスクリームは、ねっとりと粘りけが出て、舌にまろ味を与える。

コーラなどは風味がおだやかになり、特有の味がつく。プロセスチーズの品質と風味も保たれる。

リン酸塩の入ってない加工食品は、牛乳だけで作ったナチュラルチーズ、豆腐、油あげ、がんもどきぐらいだろう。

あれが悪い、これも悪いと言い始めたら食べるものはなくなる。

理性的な対応は、食品添加物のデメリットを補って余りあるほど、カルシウムの多い青野菜や小魚を食べ、牛乳を飲むことだろう。

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