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「1日3食」の理由 [医学・医療・雑感小文]

「1日3食」の理由

いま、子どもの食生活で真っ先に指摘されるのは、朝食の問題。

文部科学省の調査では、朝食を「食べないほうが多い」と「ほとんど食べない」を合わせると、小学生は15%、中学生は22%。

小学4年生約10%、中学1年生約20%、3年生約30%―と学年が上がるにつれて欠食率も上がる。

朝食による栄養補給は1日の生活リズムをつくる。

朝、昼、夜と1日3回食べるのは、どこの国、どの種族でもほぼ決まった食習慣だ。なぜ?

食事でとるのは、糖質、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン、水などだが、なかで最も多い糖質は、グリコーゲンとして主に肝臓と筋肉に貯蔵される。

筋肉のグリコーゲンは、筋肉を動かすために使われて血中には出ない。

一方、肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、ブドウ糖になって、脳などの神経系や赤血球のエネルギー源となる。

1回の食事で肝臓に蓄えられるグリコーゲンはおよそ50㌘、エネルギー源として必要なブドウ糖は1日140~150㌘。

50㌘では6~8時間しかもたない。

140~150㌘を50㌘で割ると、3。

これが1日3回の食事が必要な大きな理由。
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