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淑女の病気 [医学・医療・雑感小文]

 淑女の病気

5月の連休に遠出をして膀胱(ぼうこう)炎になった女性がいる。

行楽地のトイレの長い行列や行き帰りの道路の渋滞の最中、ずっと我慢し続けたためらしい。

排尿を我慢すると膀胱炎になりやすい。

膀胱内での細菌の異常繁殖が起こるうえ、細菌に対する抵抗力が弱くなるからだという。

健康な人のできたての尿は無菌だが、尿道から膀胱へ細菌が侵入することがある。

女性に膀胱炎が多いのは尿道が短く、外尿道口が肛門(こうもん)の近くにあって、細菌に汚染されやすいからだ。

これを防ぐには、侵入した細菌が増殖しないうちに尿とともに流してしまえばよい。

また、膀胱に尿がたまるほど膀胱の壁は拡張して血流が減り、細菌に対する抵抗力が弱くもなる。

女性はいったいにトイレを我慢しがちで、おしとやかなマナーのように見えるが、それがアダとなって膀胱炎になりやすい。

で、イギリス人は膀胱炎を「チャスチティ・ディジーズ(貞淑病)」と呼ぶらしい。

「膀胱は2時間おきに空っぽに─」は、フェミニストの泌尿器科医の助言だ。
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