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生体防御 [医学・医療・雑感小文]

生体防御

昔は「無病息災」がいちばんとされた。

青年期の人が社会の中心となって活躍した時代だ。

中高年層が社会の主力を占める現代は「多病息災」の時代だ。

医学・医療の進歩が、複数の病気をもちながら元気に活動することを可能にしている。

とはいえ、病気は「医者が治すもの」ではない。

医者の治療も薬剤も、次善の策だ。

人は誰でも健康であり続ける能力を体内に有している。

これを生かすこと、その能力を低下させないこと、この二つが最良最高の健康法だと、野本亀久雄・九州大学名誉教授は説いている。

免疫学の基礎研究が専門で「生体防御」という考えを提唱、同大学に生体防御医学研究所を創設した人だ。

「人体のさまざまな臓器は24時間働き続けて100年近くももつ。

こんなに長持ちするのは、壊れた細胞が自動的に健全な細胞と入れ替わっているからです。

このシステムが生体防御の基礎です。

健康のベースは、外敵とたたかい、体内で不要になったものを処理する、生体防御の機能がきちんと保たれている体づくりをすることです」
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