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タマネギが効く [医学・医療・雑感小文]

 タマネギが効く

LOH症候群(加齢に伴う性腺機能低下の諸症状)には、テストステロンを用いるホルモン補充療法が効果的だ。

詳しい検査をしてもどこといって悪いところはないが、まるで元気がない、食欲がない、筋力が衰えて車いすを使っているといった状態で「老衰」とされていた人にホルモン療法を行うと、元気に歩けるようになったという症例は普通にみられるという。

テストステロン分泌の低下を防ぐ、さらに上げるにはどうしたらいいか。

まずストレスの緩和、睡眠、禁煙、そして自分の体力に合った運動を習慣的に続けること。

心身の緊張をときほぐすリラクゼーションに効果的な気功、太極拳、ヨガ、座禅、温泉、交友、美しいもの・快いものに接することが勧められる。

食物で最近注目されているのは、タマネギだ。

タマネギなどネギ類に含まれる含硫アミノ酸が、テストステロンの合成を誘導すると考えられている。

ただ、タマネギの中には、切ってから時間が経つと、含硫アミノ酸を分解してしまう酵素が含まれている。

切ってすぐ加熱するか、生で食べるのがいい。

半面、切って室温に放置しておくと、成分間の化学反応で、ニオイ物質のトリスルフィド類やセパエン類が生成される。

これらは血小板凝集抑制作用(血液サラサラ作用)や記憶障害改善作用を促し、抗酸化力にすぐれている。

つまりテストステロン増加作用は切ってすぐのほうが大きく、血液サラサラ効果は切ってしばらく放置したほうが大きい。

両方の効果を得るには、

「タマネギの鬼皮を取り除いて丸ごと、電子レンジで約2分間加熱し、酵素アリナーゼを破壊するとよい」と“タマネギ博士”の西村弘行・元東海大学副学長は勧めている。
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