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時間生物学 [医学・医療・雑感小文]

時間生物学

夜になると眠くなる。

朝がくると目が覚める─といったごく当たり前のことをはじめ、体には地球の自転の影響による24時間のリズムが組み込まれている。

血圧、自律神経、発汗、食欲…などあらゆる生理的現象に24時間のリズムがある。

そうしたリズムは、体の中の時計のような機能=体内時計という単純にして巧妙な仕組みによってつくられる。

その体内時計と密接につながっているのが睡眠だ。

睡眠はノンレム(脳の眠り)とレム(体の眠り)が1セットになった90分のリズムで、それを4回ないし5回繰り返して朝、目が覚める。

この90分周期は、のどの渇き、排尿、集中力の持続などにもみられる。

「大学の講義が90分間というのは、それを知ってか知らずか、理にかなったことです」と、大塚邦明・東京女子医大教授。

大塚教授らは、この生体リズムの研究─時間生物学を医学に応用、病院ではなく、地域社会で日常生活を送っている人の病気(あるいは病気以前の状態)を診療する「フィールド医学」を各地で進めている。
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