手術適期 [医学・医療・雑感小文]
手術適期
広告代理店の博報堂が、50歳以上の男女2550人に「心配事」を聞いた調査を見ると、
①「足腰の衰え」、
②「ものが見えにくい、目がかすむ」、
③「経済的不安」、
④「肌や頭髪など容姿の衰え(女性)」、「いつまで車の運転ができるか(男性)」、
⑤「もの忘れ」という順序。
健康な高齢者にとって「足腰」に次いで気になるのが「目」だというのは、よくわかる。
高齢者の視覚障害で最も多いのが白内障だが、手術をすれば視力は回復する。
いつ手術したらいいか?
木下茂・京都府立医大眼科教授の答えは、こうだ。
「ご自分が困ったときです。
困るレベルはさまざまで、車の運転に差し支えるという人もいれば、よほど見えづらくても日常生活には支障がないおばあちゃんもいます。
普段それほど困っていなければ、その人にとっては手術適期ではないといえます。
ただ、今の<超音波水晶体乳化吸引術>という手術方式の場合、長い年月がたって極度に進んだ白内障は、手術する側にとっては、ちと厄介です。
あまり長持ちさせるのも考えものでしょう」
広告代理店の博報堂が、50歳以上の男女2550人に「心配事」を聞いた調査を見ると、
①「足腰の衰え」、
②「ものが見えにくい、目がかすむ」、
③「経済的不安」、
④「肌や頭髪など容姿の衰え(女性)」、「いつまで車の運転ができるか(男性)」、
⑤「もの忘れ」という順序。
健康な高齢者にとって「足腰」に次いで気になるのが「目」だというのは、よくわかる。
高齢者の視覚障害で最も多いのが白内障だが、手術をすれば視力は回復する。
いつ手術したらいいか?
木下茂・京都府立医大眼科教授の答えは、こうだ。
「ご自分が困ったときです。
困るレベルはさまざまで、車の運転に差し支えるという人もいれば、よほど見えづらくても日常生活には支障がないおばあちゃんもいます。
普段それほど困っていなければ、その人にとっては手術適期ではないといえます。
ただ、今の<超音波水晶体乳化吸引術>という手術方式の場合、長い年月がたって極度に進んだ白内障は、手術する側にとっては、ちと厄介です。
あまり長持ちさせるのも考えものでしょう」
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