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突き指余談 [雑感小文]

突き指余談

突き指は引っぱってはいけない。

重大な損傷がある場合はもちろんのこと、軽いねんざや打撲も引っぱってはいけない。

ねんざの大部分は靱帯(じんたい)がねじれたり、傷ついたりしたものだ。

引っぱれば靱帯はさらに傷んでしまう。もんだり、さすったりするのも感心しない。

突き指をしたら、冷たい水か氷を入れたビニール袋で冷やすのが一番だ。

そのほかのことは何もせず、安静にしておく。

軽いものなら間もなく痛みが消えるだろう。

痛みがいつまでも取れなかったり、腫れてきたり、指先が曲がったままだったりしたら、急いで整形外科の治療を受けなければいけない。

余談だが、『広辞苑』の編者、新村出博士はキャッチボールをやったことがなかったのではないか。

『広辞苑』第一版(昭和30年発行)には、「突き指」の項目がない。が、44年の第二版以降の各版には、

「突指 外力によって指先を突かれたために起る症状。指先と付近の関節の腫脹・疼痛・運動障害を伴う」とある。

『広辞苑』らしい生硬な語釈だ。
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