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脂漏性皮膚炎 [医学・医療・雑感小文]

 脂漏性皮膚炎


 ひどいフケは、もしかしたら脂漏性皮膚炎かもしれない。

 脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の多い部位にできる湿疹(しっしん)だ。
 
真菌(カビ)の一種で皮脂をエサにする癜風菌(でんぷうきん)が原因といわれる。

 頭皮や小鼻、耳の周辺、わきの下、ももの付け根など、皮脂腺がよく発達した部位に出やすい。
 
患部にハッキリとした赤みが生じ、頭皮の場合はかゆみを伴ったフケが多く出る。
 
「フケ症と思っていたら実は脂漏性皮膚炎だった」例が半数にのぼるという。

 皮脂の分泌が盛んな中高年に多く、全国の推定患者数は300~500万人という。

 脂漏性皮膚炎を放置していると、毛穴に皮脂が詰まり、髪の毛が抜けやすくなる「粃糠(ひこう)性脱毛症」を引き起こすこともある。
 
患者には、抜け毛と一緒にフケの症状を訴える人が多い。
 
脂漏性皮膚炎の治療には、癜風菌に対する抗真菌作用をもつ「ケトコナゾール」(医療用医薬品)が使われる。
 
症例に応じてステ口イド剤などを用いる場合もある。早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けよう。
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