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愛のウイルス [医学・医療・雑感小文]

 愛のウイルス

「ヘルペス」というのは、「鳥肌がたつ」とか「むしずが走る」というギリシャ語だそうだ。

 体の一部に赤い発疹(はっしん)が点々と線状にできるものが帯状疱疹(ほうしん)=帯状ヘルペスで、原因は長年、神経節にひそんでいた水ぼうそうのウイルス(帯状疱疹ウイルス)だ。

 これに対して、風邪をひいたときなど唇のまわりに小さな水ぶくれができるのが、口唇(こうしん)ヘルペス。

 昔は〝かざほろし〟と呼んだ。これの原因は単純ヘルペスウイルスだ。

 単純ヘルペスウイルスは感染力が強く、直接的な接触のほか、ウイルスがついたタオルやグラスなどを介しても感染する。

 親子、夫婦など親密な間柄で伝染することが多く「愛のウイルス」と呼ばれたりする。

 このウイルスの困った特徴は、初感染して体に抗体ができても、機会があれば再感染や再発を繰り返すこと。

 風邪のほか、いろいろな発熱、直射日光に当たったあと、アスピリンなどの薬を飲んだあと、月経前後などに出やすい。

 大人にみられる口唇ヘルペスのほとんどは再発型だ。
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