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睡眠不足死 [医学・医療・雑感小文]

 睡眠不足死

それまでは普通に生活していた人が、突然倒れて、24時間以内に亡くなることを「突然死」という。

英語ではサドンデス。

通夜や葬儀の席には、「あんなに元気だったのに…」と驚き嘆く声が飛びかう。

あらゆる突然死に共通するのが、この普段の元気。

逆にいえば元気だからこそ突然死するので、病気療養中の人が、卒然と死去しても突然死とはいわない。

突然死の直接の死因は、くも膜下出血や心筋梗塞などだが、その背景には多くの場合、ストレスと過労がある。

労働医学では、1日の労働時間が10時間を超えると職業性疲労を増し、翌日に持ち越される慢性的蓄積疲労が強められるとされる。

そして1日ごとに心身のエントロピー(不可逆的な劣化の現象)が増大する。

その究極に過労死がある。

過労死を防ぐ方法は、ただ一つ。

疲れたなぁ…と思ったら休むこと。

ぐっすりたっぷり眠ろう。

「1日5時間以上眠ること。それ以下の睡眠時間だと心臓や脳の疾患発生率が高まる」と専門家は警告する。

過労死とはつまるところ「睡眠不足死」にほかならないと思う。
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