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脳炎と脳症 [医学・医療・雑感小文]

 脳炎と脳症

インフルエンザのウイルスが直接、脳の中に入り込んで炎症を起こすのが、インフルエンザ脳炎だ。

一方、脳症の場合、ウイルスは脳内には入っていない。

ウイルスを攻撃する免疫細胞からサイトカイン(生理活性物質)が過剰に分泌され、血液中の物質が血管の外に漏れ出して、脳がむくみ、脳内の圧力が高まり、脳の働きが低下する。

それがインフルエンザ脳症だ。

脳炎も脳症も、急な発熱に続いて、けいれん発作、幻覚や幻聴、うわごと、呼んでも反応がないなどの意識障害が現れる。

けいれん発作(ひきつけ)を伴うことも多い。

早く適切な治療を受けないと命にかかわり、回復してもまひなどの後遺症が残る。

日本小児科学会は、インフルエンザウイルスの感染が確認され、意識障害が半日~1日続いた場合を「インフルエンザ脳症」と定義している。

呼びかけに答えず、けいれんが続き、意味不明の言動などの症状がみられた場合、迷わずただちに受診するよう呼びかけている。

なぜか日本人の小児は脳症にかかりやすいという。
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