SSブログ

夫婦げんかのルール [医学・医療・雑感小文]

 厳守三原則

ストレスの解消法の一つに「打ち明け」ということがある。

胸中の思いをだれかに打ち明けるだけでも、心が晴れる。

若いころは、親兄弟にも話せないような悩みを、親しい友人に聞いてもらって、苦悩から解放されることがある。

年をとると、その打ち明けの最も主な相手が配偶者になる。

独居の老人にはその相手がいない。

吐き出されぬままのストレスが胸の中にたまり、それが心身の劣化につながっていく。

孤独な高齢者に老年性うつ病が多くみられるのはよく知られている。

この老年の孤独地獄を解消するために夫婦という一組の男女はあるのではないか、とさえ思われる。

とはいえ、家庭の天気図にも晴れの日もあれば雨の日もある。

一つ屋根の下に暮らしていれば、ときに感情的衝突が発生するのは自然の成り行きだ。

心得るべきは、夫婦げんかにもルールがあるということ。

故齋藤茂太先生が挙げた三原則は、

①過去のキズにふれてはならない

②他人と比較して批判してはならない

③親兄弟や親類のことを引き合いに出してはならない─だった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

夫婦の会話個の予防学 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。