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モネの白内障 [医学・医療・雑感小文]

老眼が軽くなった、それ、白内障かもー

新聞を読む時、背筋をピンと立て、新聞を持つ手が自然と前方へ伸びる。

「お父さん、このごろ姿勢がよくなったわね」と妻や子に冷やかされるようになったら、まず老眼の始まりだ。

この年代の視力の衰えを、〝四十暗がり〟というが、ある種の白内障でもやはり視野がぼやけてくる。

よく例に引かれるのが、印象派の画家、モネだ。

有名なスイレンの絵の色合いが、70歳前後から変わって赤などの原色が強くなる。

白内障のために目に黄色いフィルターがかかったようになり、同じスイレンを見ても、選ぶ色が変わったのだろうといわれている。

老眼は単に近くにピントが合わないだけで、遠くはよく見える。

白内障は遠くも近くもぼやけて見える。

老眼の目に白内障が起こってくると、老眼の度が軽くなったように感じることがある。

水晶体が少しふくらみ、ピントが近づくためだ。

度の軽い古い老眼鏡がまた合うようになったら、白内障の始まりかもしれない。

目を片方ずつふさいで遠くと近くを見てみよう。

遠近いずれもぼやけて見えたらすぐ眼科へ─。
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