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世界高血圧デー [医学・医療・雑感小文]

高血圧を知る唯一の方法

「ウデをまくろう、ニッポン!」

─なにか勇ましげなスローガンのようだが、まくった腕にマンシェットを巻きつけて血圧を測ろうという呼びかけだ。

日本高血圧学会と日本高血圧協会は、5月117日の「世界高血圧デー」をはさむ1週間、血圧測定を啓発するイベントを各地で開催する。

なぜ血圧測定の啓発が必要なのか。

高血圧は、ほとんど何の自覚症状もなく、血圧測定だけがそれを知る唯一の方法だからだ。

だがノバルティスファーマが、インターネット上で行った40代以上の男女の意識調査では、高血圧が無症状であることを知らない人が、73%もいた。

そして半数以上が、血圧の至適値(120mmHg─80mmHg)を知らず、自宅での血圧測定をしていなかった。

オムロンヘルスケアが、やはりインターネット上で全国の30歳~74歳の男女1万人を対象に行った「高血圧に関する意識と行動の実態調査」によると、健康診断や人間ドックで30代男性の3人に1人(30.8%)、40代男性の5人に1人(22.4%)が「血圧が高め」と指摘された経験があることがわかった。

しかし、そのなかの約3割は、「医療機関を受診する」や「定期的に血圧を測る」などの改善行動を何もしていなかった。

荒川規矩男・日本高血圧協会会長は

「日本人の四大死因の二つ─脳卒中と心臓病に共通する最大の危険因子は高血圧。

だが〝自覚症状がなければ大丈夫〟、〝少し高いくらいなら大丈夫〟と甘く考えて放置し、重大な結果を招いてから悔やむ人が少なくない」と警告している。
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