ママの責任 [医学・医療・雑感小文]
高血圧予防は離乳食から
肥満児の背後には、たいてい肥満した親が控えている。
多くは母親だ。
理由は体質の遺伝と同一の食事環境。
太りやすい体質を共有していて、いつも同じ物を同じように食べていれば、同じように太るのは当然の成り行きだろう。
子どもの肥満は、そのまま大人の肥満に移行しやすい。
脂肪細胞は、思春期まではその数が増え、それ以後は細胞自身が大きくなるといわれる。つまり子どものときからの(脂肪細胞がいっぱい増えた状態の)肥満は、大人になってからの肥満とは違い、なかなか治しにくい。
成人後の肥満は、もっぱら当人の責任だが、子どもの肥満は、離乳食の食べさせ過ぎが基盤となって完成する。
責任は母親が負わなければならない。
離乳食については、もう一つ問題がある。
母親が自分の味覚に合わせて味つけをするため、しぜん塩分が多くなることだ。
で、日本人は赤ん坊のころから塩味好みになり、成人後の高血圧発症の原因になる。
高血圧予防は離乳食から─と説き続けた人が、循環器内科の大家、故五島雄一郎・東海大学名誉教授だった。
肥満児の背後には、たいてい肥満した親が控えている。
多くは母親だ。
理由は体質の遺伝と同一の食事環境。
太りやすい体質を共有していて、いつも同じ物を同じように食べていれば、同じように太るのは当然の成り行きだろう。
子どもの肥満は、そのまま大人の肥満に移行しやすい。
脂肪細胞は、思春期まではその数が増え、それ以後は細胞自身が大きくなるといわれる。つまり子どものときからの(脂肪細胞がいっぱい増えた状態の)肥満は、大人になってからの肥満とは違い、なかなか治しにくい。
成人後の肥満は、もっぱら当人の責任だが、子どもの肥満は、離乳食の食べさせ過ぎが基盤となって完成する。
責任は母親が負わなければならない。
離乳食については、もう一つ問題がある。
母親が自分の味覚に合わせて味つけをするため、しぜん塩分が多くなることだ。
で、日本人は赤ん坊のころから塩味好みになり、成人後の高血圧発症の原因になる。
高血圧予防は離乳食から─と説き続けた人が、循環器内科の大家、故五島雄一郎・東海大学名誉教授だった。
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