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うれしい豆 [雑感小文]

 あたたかく炒(い)られて嬉(うれ)し年の豆  高浜虚子

 立春前日の節分は「年越し」といい、その夜にまく豆を「年の豆」と呼ぶ。

 豆すなわちダイズは、栄養的にもうれしい一品で、豆腐や納豆などダイズ食品をよく食べている人には、脳卒中や心臓病などの循環器病が少なく、長寿者が多いといわれる。

「その理由はイソフラボンとダイズたんぱくでしょう」

 と、家森幸男・京都大学名誉教授。

 健康長寿と食(栄養)の研究の第一人者だ。

「イソフラボンは女性ホルモンの類似作用をします。

 女性ホルモンは、動脈硬化の進行を抑え、骨粗しょう症にも有効に働きます。

 だから女性の場合、脳卒中も心臓病も骨粗しょう症も、女性ホルモンが少なくなる更年期以降にふえるのです。

 ダイズたんぱくは血管の弾力性を保ち、しなやかにしてくれます。

 いま、平均的な日本人は、イソフラボンを1日25㍉㌘摂取していますが、50㍉㌘になると理想的です。

 それをすべて豆腐で取るとしたら1日100㌘(3分の1丁)食べればよいのです」

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