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ヨーグルト効果と糖尿病リスク [医学・医療・雑感小文]

ヨーグルトを積極的に食べると、2型糖尿病のリスクを低下できる。

2型糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが十分に分泌されなかったり、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」という状態に陥ることで発症する。

ハーバード公衆衛生大学院栄養学部のフランク フー教授らのチームは、ヨーグルトを食べることが糖尿病の発症リスクにどう影響するかを調査した。

研究調査は、米国で行われた大規模調査である「看護師健康研究」(1980~2010年)、「看護師健康研究II」(1991~2009年)「医療従事者追跡研究、」(1986~2010年)に参加した男女を対象に行われた。

対象となった人数と年齢はそれぞれ、4万1,436人(40~75歳)、6万7,138人(30~55歳)、8万5,884人(25~42歳)だった。

調査期間中に1万5,156人が2型糖尿病を発症した。

分析した結果、ヨーグルトを毎日28g食べていると、2型糖尿病を発症するリスクが18%減少するという結果が得られた。

ヨーグルト28gはティースプーン山盛り2杯半分に相当する。

ヨーグルトがインスリン受容性を改善、炎症も低減

研究チームは、「ヨーグルトを食べると、インスリン受容性が改善し、血糖を下げるインスリンの効きが良くなり、炎症を減らす作用を得られる可能性があります」と指摘している。

また、炭水化物の摂取前に乳製品を摂取すると、インスリン分泌を刺激する消化管ホルモンである「グルカゴン様ペプチド-1」(GLP-1)の分泌が刺激され、食後の血糖値の上昇を抑えやすくなることが、過去の研究で確かめられている。

「植物ベースの食事を摂ること、野菜や果物、全粒穀物を十分の摂ること、運動を習慣として続けることなどに加え、ヨーグルトを食べることを健康的な習慣に加えるべきでしょう」

と、フランク フー教授は述べている。
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