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太宰治と「男の汗」 [雑感小文]

「お父さんは、お鼻に一ばん汗をおかきになるようね」

「それじゃ、お前はどこだ。内股かね?」

「お上品なお父さんですこと」

「いや、何もお前、医学的な話じゃないか。上品も下品もない」

「私はね、この、お乳とお乳のあいだに、......涙の谷、......」

 太宰治の小説『桜桃』のなかの夫婦の会話だ。

 暑い日、最もよく汗をかくところは頭、額、鼻、背中など。特に頭は大汗をかく。
 
 夏の盛りには毎日、頭を洗ったほうがよい。汗臭さは香水などでは消せないからだ。

 頭皮は整髪料なども加わって脂分が多いので、雑菌も繁殖しやすく、異臭を放ちやすい。

 そこへもってきて、暑くなると、脂腺の働きも活発になる。

 男性ホルモンは脂成分の分泌を促す作用をする。

 だから男性にはいったいに脂症の人が多い。

 脂が額や鼻に浮き出て、いわゆる脂ぎった顔になる。

 これは普通の汗(水分が99%を占める)と違って汚れやすく、皮膚炎の原因にもなる。

 男の洗顔は、女性と違って、あとの手間ひまがかからない。

 夏場はまめに顔を洗うべし。
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