今度こそ「卒煙」、禁煙外来へ! [健康短信]
禁煙外来の受診が成功の秘訣 今度こそ「卒煙」しよう!
「たばこは体に悪い」とわかっていても、やめられないという人も多いのではないでしょうか。
自力で禁煙した場合の成功率が5~8%程度であるのに対し、禁煙外来を受診して薬を用いると70%の人が禁煙できるといわれています。
禁煙治療の方法を知り、「卒煙」をめざしましょう。
たばこを簡単にやめられないのはなぜ?
たばこに含まれるニコチンは、脳に作用してドパミンという快感をもたらす物質を放出しますが、喫煙を続けていると、脳はニコチンのない状態ではドパミンが出にくくなります。
そのため、ニコチンが切れると、落ち着かない、イライラする、気分が沈む、集中力が低下するといった症状があらわれ、たばこを吸わずにはいられなくなります。
また、喫煙をすることで口寂しさを紛らわせたり、気分転換をしたりすることが習慣になると、心理的にもたばこに依存するようになります。
これが「ニコチン依存症」という病気です。
あなたのニコチン依存度は?
下の質問に「はい(1点)」「いいえ(0点)」で答えてみましょう。
正確な判定をするには医師の診断を受ける必要がありますが、合計点が5点以上の場合は、ニコチン依存症の可能性が高いと言えます。
問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
【イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・ゆううつ・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅い・手のふるえ・食欲または体重増加】
問5.問4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。
問6.重い病気にかかったときに、たばこはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7.たばこのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8.たばこのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問9.自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。
問10.たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
たばこの害を知って禁煙につなげよう
たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素など約250種類の有害物質や、ヒ素やダイオキシン類など70種類以上の発がん性物質が含まれています。
喫煙をすると、これらの物質が血液を通じて全身に運ばれるため、がん、心疾患、脳血管疾患をはじめ、2型糖尿病や歯周病など、さまざまな病気の発症リスクが高まります。
がんに関しては、肺がんのみならず、全身のがんのリスクが増加します。
がんによる死亡率は、非喫煙者と比べると男性では2.0倍、女性では1.6倍になるとの報告も。
特に男性の場合、肺がんでは4.5倍、咽頭がんでは32.5倍も死亡率が高くなります。
体にダメージを与え、寿命を縮めるおそれも
ニコチンには強力な血管収縮作用があるため、喫煙者の心筋梗塞や狭心症による死亡率は非喫煙者の1.6倍、脳梗塞の発症率は1.9倍、くも膜下出血の発症率は2.9倍に。
呼吸器への影響も大きく、肺胞が壊れて正常な呼吸ができなくなるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因は、90%以上が喫煙によるものだといわれています。
また、若い頃から喫煙を続けると、男性は8年、女性は10年、寿命が短くなるという報告もあります。
メンタルへの影響としては、パニック障害や睡眠障害、うつや自殺のリスクも高くなることが明らかになっています。
「たばこは体に悪い」とわかっていても、やめられないという人も多いのではないでしょうか。
自力で禁煙した場合の成功率が5~8%程度であるのに対し、禁煙外来を受診して薬を用いると70%の人が禁煙できるといわれています。
禁煙治療の方法を知り、「卒煙」をめざしましょう。
たばこを簡単にやめられないのはなぜ?
たばこに含まれるニコチンは、脳に作用してドパミンという快感をもたらす物質を放出しますが、喫煙を続けていると、脳はニコチンのない状態ではドパミンが出にくくなります。
そのため、ニコチンが切れると、落ち着かない、イライラする、気分が沈む、集中力が低下するといった症状があらわれ、たばこを吸わずにはいられなくなります。
また、喫煙をすることで口寂しさを紛らわせたり、気分転換をしたりすることが習慣になると、心理的にもたばこに依存するようになります。
これが「ニコチン依存症」という病気です。
あなたのニコチン依存度は?
下の質問に「はい(1点)」「いいえ(0点)」で答えてみましょう。
正確な判定をするには医師の診断を受ける必要がありますが、合計点が5点以上の場合は、ニコチン依存症の可能性が高いと言えます。
問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
【イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・ゆううつ・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅い・手のふるえ・食欲または体重増加】
問5.問4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。
問6.重い病気にかかったときに、たばこはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7.たばこのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8.たばこのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問9.自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。
問10.たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
たばこの害を知って禁煙につなげよう
たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素など約250種類の有害物質や、ヒ素やダイオキシン類など70種類以上の発がん性物質が含まれています。
喫煙をすると、これらの物質が血液を通じて全身に運ばれるため、がん、心疾患、脳血管疾患をはじめ、2型糖尿病や歯周病など、さまざまな病気の発症リスクが高まります。
がんに関しては、肺がんのみならず、全身のがんのリスクが増加します。
がんによる死亡率は、非喫煙者と比べると男性では2.0倍、女性では1.6倍になるとの報告も。
特に男性の場合、肺がんでは4.5倍、咽頭がんでは32.5倍も死亡率が高くなります。
体にダメージを与え、寿命を縮めるおそれも
ニコチンには強力な血管収縮作用があるため、喫煙者の心筋梗塞や狭心症による死亡率は非喫煙者の1.6倍、脳梗塞の発症率は1.9倍、くも膜下出血の発症率は2.9倍に。
呼吸器への影響も大きく、肺胞が壊れて正常な呼吸ができなくなるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因は、90%以上が喫煙によるものだといわれています。
また、若い頃から喫煙を続けると、男性は8年、女性は10年、寿命が短くなるという報告もあります。
メンタルへの影響としては、パニック障害や睡眠障害、うつや自殺のリスクも高くなることが明らかになっています。
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