SSブログ

夏ばて対策 [健康短信]

 夏ばて・夏やせ対策

「夏やせ」という言葉があるのは、日本だけだそうだ。

 日本の夏の不快な暑さにはインド人もビックリしたとか。

 それくらい激暑で酷暑で猛暑だ。

 たぶん「夏ばて」も、日本語特有ではないか。

 炎のような暑さに、頭がボーッとなって、ぐったり疲れて、何もやる気が起こらない、食欲がない─が、夏ばての主症状で、頭痛、発熱、不眠、下痢などを伴うこともある。

 夏ばての対策は─、

 ①睡眠を十分とる。

 ②栄養のバランスのとれた食事をする。

 ③なるべく直射日光に当たらない。

 ④水分をきちんと補給する。

 夏ばての最大の原因の一つは睡眠不足だ。

 睡眠さえ十分にとれれば夏ばての半分は解消されるといっていい。

 早寝、朝寝、昼寝、居眠り……その他、あらゆる知恵と努力をはらって睡眠時間を確保しよう。

 暑い日がつづくと、食欲がなくなるのは、食欲と体温の調節が、同じ間脳の視床下部で行われるからだ。

 気温が高くなると、体内でビタミンB群が多く消費される。

 そのため夏にはビタミンB群(特にB1)不足による軽い脚気症状に陥りがちだ。

 また、暑いと、どうしても食事が淡泊になりがちだ。

 冷たいものや、あっさりしたものばかり食べたくなり、栄養が偏る。栄養価の低い食生活を続けていると、体の造血機能が低下して貧血を招き、体のすみずみへの栄養や酸素補給が難しくなる。

 B1不足と貧血。これが夏ばての体のだるさや脳の働きのにぶさの主因だ。

 脚気症状と貧血対策のメニューを考えよう。

 ビタミンB群を多く含む食品は、大豆、ピーナッツ、シイタケ、セロリ、ニラ、タマネギ、サツマイモ、麦など。

 肉類ではブタ肉に最も多く、レバーはビタミンの宝庫と呼ばれるほどビタミンAやB群が豊富だ。

 貧血対策の鉄分を多く含む食品は、レバーや魚介類など動物性たんぱく・脂肪、あるいはニラ、ニンジン、ピーマンなど緑黄色野菜。

 ニラレバいためは、夏バテ解消の特効料理といえる。

 食欲のないときは、冷たくてするする食べられるそうめんなどはもってこいだが、栄養的には問題がある。

 そうめんは、ご飯と同じと考えて、たとえば細切りのキャベツをどっさり添えたハムエッグなど、おかずをつけるようにしたい。

 忘れてならないのは水分補給だ。汗がどっさり出ると、水分と一緒に塩分をはじめミネラル類も失われる。

 汗をかいたとき水を飲まないと、脱水状態になって体温が上がり、体力が消耗する。

 ただ、水だけではミネラル不足は補えないし、水のがぶ飲みは胃液を薄めて、消化・吸収が落ちる。

 麦茶、ウーロン茶、ミネラルウォーターがよい。

 夏場、どうも元気がなく、ちょっと下痢気味のときは、濃い緑茶を飲んで梅干しをしゃぶるとよいと、昔、ばあさんに教わった。

 塩分とミネラル補給のリッパな知恵だったわけだ。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。