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ホルモンと記憶 [医学・医療・雑感小文]

 ホルモンと記憶

 トシをとるともの覚えが悪くなるが、それが始まるのは40代前半で、50代では一段とひどくなることが、専門家の研究でも確かめられている。
 
大藏健義・独協医大教授(産婦人科)らは、20歳から64歳の女性240人を、20代、30代前半、後半、40代前半、後半、50代前半…と年齢別の8群に分け、専門的方法による「記銘力検査」を行った。

 結果、記憶機能が有意に低下するのは40代前半で、50代前半ではさらに著しい低下がみられ、以後は徐々に低下していくことがわかった。

「40代前半は、卵巣からのエストロゲンの分泌が減り、更年期に差しかかる年代です。50代前半では、ほとんどの人が閉経して、卵巣からのエストロゲンの分泌がなくなります。

 そのため記憶機能の低下が起こるのです」と大藏教授。
 
記憶機能の低下した女性にホルモン補充療法(HRT)を行うと、脳の活性化と脳の血流量の増加がみられ、記憶力が回復することが臨床的に確かめられている。

 また、アルツハイマー病を予防する理由も解明されている。
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