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衣は弱かれ [医学・医療・雑感小文]

 衣は弱かれ

 11月29日は、語呂合わせで「いい服の日」だった。

「裸のサル」の人間が衣類をまとうようになったのは約7万年前だったという説がある。

「現生人類がアフリカから世界中に広がり始めたのが約10万年前、アフリカより涼しい地域に住むようになって衣類を考案したのではないか」と研究者は言っている。

衣服の起源の「気候説」だ。

人間がなぜ服を着るようになったかについては、そのほか羞恥(しゅうち)説、武装説、装飾説、貞操観念説、儀礼説など九つの原因説がある。

素人考えでは気候説が最も説得力があるように思われるが、専門家によれば、どれも一理はあるが、その反論もあり、要するに衣服の起源はそれらの総合といえるそうだ。

起源はともあれ、衣服の役割はまず皮膚を守り、体温を保つこと。

そのうえでTPO(時・所・場合)に応じてふさわしい服装をすればよい。

健康衣類の基本は、体をしめつけないこと、動きやすいことだろう。

幼児のころ、新しい服を着せてもらうその都度、母親が「衣は弱かれ、身は強かれ」と唱えたことばを思い出す…。

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