SSブログ

脳卒中=予防と治療の常識 [医学・医療・雑感小文]

 治療の絶対条件

 冬は脳卒中の季節。

 脳卒中治療の絶対条件は、発症に気づいたら一刻も早く受診すること。

 顔の片側や、片方の手や足がしびれる。

 ふらつく。

 言葉が出ない、ろれつが回らない。

 片方の目が見えない。

 ─といったときは、すぐ病院へ─。
 
予防は「禁・五過ぎ」

「脳卒中の予防は、まず食べ過ぎ、飲み過ぎ、吸い過ぎ、働き過ぎ、怠け過ぎの<五過ぎ>を避けることです」

 とは、山口武典・日本脳卒中協会理事長(国立循環器病センター名誉総長)の言葉。

飲み過ぎは酒。吸い過ぎは、むろんたばこのこと、本当はきっぱりとやめるべきです。

 働き過ぎは過労とストレス。

怠け過ぎは運動不足。

 この五つの過ぎが重なると、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などを招いて、脳卒中になりやすいのです」

 まず肝要なのは高血圧の治療。

 血圧が低ければ低いほど、脳卒中の発症率は低くなる。

 降圧剤の臨床試験で、上の血圧が10㍉、下の血圧が5㍉下がると、脳卒中のリスクが30%へることが確かめられている。

 また、スタチンという脂質異常症の薬でも20~30%は抑えられるし、抗血小板薬のアスピリンなどでも25%は抑制できるといわれる。

「これらをトータルすると8割の脳卒中は防げる計算になるが、もし発症したら一刻も早く専門病院に行き、命が助かったら積極的にリハビリを…」
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。