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風邪の葬式 [雑感小文]

風邪の葬式 

ノロウイルス騒ぎのせいで、影が薄くなっているみたいだが、冬の病気といえばなんといっても風邪だ。

風邪は人間がいちばん多くかかる病気だから、卵酒をはじめ昔からいろいろな民間療法が伝えられている。

「昆虫記」で有名なファーブルは、風邪をひくと、かまどの灰の中に頭を突っ込んだ。

そうすると、ひとしきりくしゃみが出て、風邪はケロリと治ってしまう。

ファーブルはそれを「風邪の葬式」と称していたそうだ。

科学的信ぴょう性は問わないことにすれば、風邪の素人療法の中で最もユニークな一つといえるだろう。

健康な人の風邪は、薬を飲んでも飲まなくても3日たてばメドがつくのが普通だ。

逆にいえば風邪の素人療法は3日までが限度。

3日たっても症状が軽快しないときは、医師の診察を受けるべきだ。

初めから38度を超える熱が出たときや、普通の風邪にはみられない症状を伴うときもすぐ医者に行ったほうがよい。

せきをすると息苦しかったり、胸が痛むようなときは、肺炎や胸膜炎を起こしているおそれがある。

素人治療ではとても手に負えない。
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