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朝の大波 [医学・医療・雑感小文]

 朝の大波=早朝高血圧 

高血圧をきちんとコントロールしないと、動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病を引き起こす。

それはよくわかっていながら、目標値まで血圧を下げることができない人がとても多い。

大きな理由は、高血圧は無症状だからだろう。

痛くもかゆくもないし、めしも酒もうまいから、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりする。

医師の指示どおり薬を飲まなかったりもする。

こうした人たちの多くにみられるのが、朝の血圧が異常に高くなる「早朝高血圧」だ。

朝、目が覚める前後に急上昇する(モーニングサージ=朝の大波)タイプと、夜も血圧が下がらないままなだらかに上昇するタイプ(持続型)がある。

どちらも日中、病院で血圧を測ってもらうころには、安定しているので、医師も見過ごしてしまいがちだ。

高血圧と診断されていない人たちの中にも、早朝高血圧の人が多いし、降圧薬を服用している人の50%以上が早朝高血圧だったという研究報告もある。

「家庭血圧の測定が大切。自分で血圧を測って早朝高血圧の早期発見を─」と専門医は勧めている。



タグ:早朝高血圧
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高血圧はがんには強い? [医学・医療・雑感小文]

 高血圧問題

低血圧の人は、体の不調をかこつことが多いが、高血圧の人は、一般に症状の出ないうちは元気旺盛で、活動的な人が多い。

最大血圧が200㍉前後にも上ると、頭痛、肩こり、めまいなどの症状が出てくる人もあるが、160㍉やそこらでは何の症状もないのが普通だからつい油断してしまう。

それが問題だ。

元気旺盛な活動家タイプなので、いきおい食事なども早食い大食型になりがちで、肥満を招いてしまう。

肥満すると血圧はさらに上がり、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、痛風などの誘因になる。

高血圧の人はこうした病気によくよく気をつけなければいけない。

半面、高血圧の人は、伝染病やがんには強い傾向がみられるという。

例えば結核にかかりにくく、かかっても比較的よい経過をたどることはよく知られている事実だ。

がんに強いというのは、高血圧は動脈硬化を促進する、動脈硬化の進んだ人にはがんが少ない、故に高血圧はがんになりにくいということのようだ。

いささか科学的根拠に乏しい、あまりうれしくもない三段論法か。
タグ:がん 高血圧
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