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小児のインフル [医学・医療・雑感小文]

小児のインフル

子どものインフルエンザはこじれやすい。体力や免疫力が弱いからだ。

子どものインフルにはこんな特徴がある。

① 高熱が出る。いったん下がった熱が、半日か1日で再び高くなる「二峰性発熱」がみられる。

② 約10%に熱性けいれん(ひきつけ)を伴う。

③ 呼吸器症状(気管支炎、肺炎、中耳炎など)、消化器症状(吐く、下痢など)、脳炎・脳症の合併率が高い。

④ 神経症状(意識障害、異常行動、うわごとなど)が現れやすい。

とりわけ乳幼児は症状が急変し、重症化しやすい。

高熱が続いて水分を飲めないと脱水を起こしやすい。

手や足に痛みを訴え、歩けないようなときは筋肉炎を併発している恐れがある。

いちばん怖いのは脳炎や脳症を発症することだ。

国立感染症研究所のインフルエンザ脳症調査によると、季節性インフルの脳症は、0~4歳で発症する例が多く、新型インフルでは5~9歳が中心で、7歳が最も多かった。

脳炎や脳症の最初の症状はひきつけのことが多い(ひきつけイコール脳炎・脳症ではないが)。

すぐさま小児科へ─。
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