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ダイズの食効 [医学・医療・雑感小文]

ダイズの食効

節分にまく豆は、「まめ=勤勉、達者」に通じるので、祝いごとには欠かさず用いられる。

昔はあまり肉食をしなかった日本人にとって、ダイズは重要なたんぱく質と脂肪の給源だった。

「ダイズは畑の肉だ」と言ったのは、ダイズのたんぱく質の豊富さに驚いたドイツの栄養学者だが、ダイズはむしろ肉よりもすぐれている。

食品のもつ薬理的効果を「食効」というが、ダイズの食効はなかなかのものだ。

たんぱく質はリジン、スレオニン、トリプトファンなどの必須アミノ酸のほか10種類以上のアミノ酸を含む良質のもの。

脂肪はその大部分が不飽和脂肪酸で、これもすぐれている。

カリウム、鉄分などのミネラルや各種ビタミンも豊富だ。

さらに、特殊成分のレシチンは、血管の内壁にこびりついたコレステロールを溶かし血行をよくする。

イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをする。

サポニンは過酸化脂質が体内でできるのを防ぎ、肝臓障害も改善する。

節分の夜、年の数だけというのではなくて、いつもたくさん食べよう。

歯の悪い人はきな粉などにして。
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