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気管支異物 [医学・医療・雑感小文]

 気管支異物

「六日のショウブ、十日の菊」のような話だが、豆まきのあとの注意を一つ─。

小さい子どものいるお宅では、豆まきが終ったら、部屋に散らばった豆を拾い集めることを忘れてはいけない。

ハイハイの途中で拾って口に入れ、気管支に吸い込むことがあるからだ。

節分の数日後から熱を出し、せき込むようになった幼児の気管支炎の原因が、気管支に詰まった豆だったという例がある。

こうした「気管支異物」は、0歳から4歳ごろまで─特に1歳児にとても多い。

詰まるものはダイズ、ピーナッツ、アーモンド、ポップコーン、おもちゃなど。

1歳児に多い理由は、乳児から幼児への変わり目で、ものを飲み込むさいの調節がうまくいかないためのようだ。

小学校に入るころまでは、用心のため、ピーナッツ類は食べさせないほうがいい、とアドバイスする呼吸器科医もいる。

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