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酒と肝臓 [医学・医療・雑感小文]

1升酒、3日=脂肪肝

花見の季節。

「酒なくて何の己が桜かな」

─花には酒がつきものだが、酒には肝臓病がつきもの、なんてことにならないようにしたい。

肝臓に対して、アルコールはどんな害を及ぼすか。

1日3合以上の酒を長期間飲み続けていると、ある割合で肝臓の病気が起こってくる。

大まかにいって脂肪肝、アルコール性脂肪性肝炎(ASH=アッシュ)、肝線維症、肝硬変の4段階だ。

いちばん軽いのが、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝。

1升酒を2、3日も続けるとまず100%脂肪肝ができる。

しかし肝臓がひどく侵されたわけではないから、酒を止めれば治る。

脂肪肝の症状は、多少だるい程度で、無症状の人も多い。

だが脂肪がたまって大きくなった肝臓は、手で触ると分かるし、超音波の画像にもはっきり映る。

GOT、GPTなど血液中の酵素の量をみる肝機能検査でも大体の見当はつく。

それでもアルコール換算で60㌘(ビール大瓶3本か酒3合、またはウイスキーダブル3杯)以上の酒を毎日飲み続けていると、やがてアルコール性肝硬変になる例が多い。

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