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脂肪肝と血糖値 [医学・医療・雑感小文]

NASH(ナッシュ=非アルコール性脂肪性肝炎)

脂肪肝は、アルコール以外の原因─肥満、糖尿病、薬剤(副腎皮質ホルモン剤、抗生物質)や毒物の中毒など─でも起こる。

肥満による脂肪肝が起こると、肝臓のブドウ糖処理がとどこおり、血液中のブドウ糖の量が増える。

食後だけの高血糖がみられるようになる。

それでもまだ過食をやめないと、脂肪肝は一段とひどくなる。

肝臓は夜中にも必要以上のブドウ糖を放出、朝の血糖値も高くなる。そして、脂肪肝がさらに進展して炎症を起こすと、NASH(ナッシュ=非アルコール性脂肪性肝炎)になる。

ナッシュは肝硬変から肝がんを引き起こすというので、近年大きな注目を集めている。

しかし、ラットに食後高血糖改善薬を投与していると、ナッシュにはならないという実験報告がある。

ブドウ糖と脂肪が同時に肝臓に流れ込んでいると、脂肪肝やナッシュになりやすいが、せめてブドウ糖だけでもゆっくり流れ込むようにすれば、炎症が起こりにくい─ということらしい。

ともあれ、肥満はいかん。

糖尿病ばかりか肝臓がんの原因にもなる。
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