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水泳中のトラブル [雑感小文]

耳の中に水

〝寝耳に水〟ならぬ水泳中の耳の中に水が入って、溺れることがある。

 耳の穴や鼻から入った水が、中耳を圧迫し、その影響が内耳に及び、めまいや平衡感覚の失調を誘発するためだ。

 水が中耳腔(中耳の中)に入る経路は、外耳道(耳の穴)からと、耳管(中耳腔とのどの上部を連絡する管)からの二つがある。

 浸水を防ぐには耳栓をつけ、鼻から入った水を口から出すようにする。

 鼻をかんで水を出すときは、片方ずつかむ。両方同時に押さえて鼻をかむと、水が耳管のほうへ行ってしまう。

 もし、水泳中にめまいが起こっても、それで死ぬようなことは絶対ないのだからあわてないこと。

 顔を水面に出し、ふわっと水に浮いていることができれば、しだいに治まる。

 それができなくても、落ち着いて周りの人に救助を求めよう。

 こむら返りが起こったときも、やはり最も肝心なことはあわてないこと。

 焦らず落ち着いて、まず息をいっぱい吸い込み、それから顔を水中につけ、丸くなって体を浮かす。

 けいれんしている筋肉をしっかりつかみ、ゆっくりともみほぐす。これで、たいていうまくいく。

 わたしも昔――つまり若いころ(と、こう断らなければならないのは、ちとシャクだが)、一度、経験したことがある。

 むろん大丈夫だった。
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