桜、満開! [雑感小文]
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平
石(いわ)走(ばし)る垂水の上のさわらびの萌えいずる春になりにけるかも 志貴皇子
春風の 花を散らすと 見る夢は さめても胸の さわぐなりけり 西行
さまざまのこと思ひだす桜かな 松尾芭蕉
雪とけて村いっぱいの子どもかな 小林一茶
春来(きた)る童子の群れて来る如(ごと)く 相生垣瓜人
春や昔 十五万石の 城下哉(かな) 正岡子規
春風や 闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子
チューリップ 喜びだけを持っている 細見綾子
石(いわ)走(ばし)る垂水の上のさわらびの萌えいずる春になりにけるかも 志貴皇子
春風の 花を散らすと 見る夢は さめても胸の さわぐなりけり 西行
さまざまのこと思ひだす桜かな 松尾芭蕉
雪とけて村いっぱいの子どもかな 小林一茶
春来(きた)る童子の群れて来る如(ごと)く 相生垣瓜人
春や昔 十五万石の 城下哉(かな) 正岡子規
春風や 闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子
チューリップ 喜びだけを持っている 細見綾子
タグ:桜、満開!
果物⇒がん予防 [健康短信]
果物ががん予防に効果があることは、よく知られています。
世界がん研究基金と米国がん研究協会の判定では、口腔、咽頭、喉頭、食道、胃、肺のがんに対して、「果物はリスクを下げる可能性が大である」としています。
日本人のエビデンス(科学的証拠)に基づく評価でも食道がんのリスクを下げるのは「ほぼ確実」、胃がんと肺がんも「可能性あり」と判定されています。
果物ががん予防に効果を発揮する要因で最も大きいのは「抗酸化ビタミン」、ビタミンCの存在です。
体内で発生する活性酸素やフリーラジカルといったがんを作り出す物質を消し去ることを「抗酸化」といいますが、ビタミンCは抗酸化作用と免疫力を高める働きも持っているので、総合的にがん予防に寄与する可能性が高いといえるようです。
世界がん研究基金と米国がん研究協会の判定では、口腔、咽頭、喉頭、食道、胃、肺のがんに対して、「果物はリスクを下げる可能性が大である」としています。
日本人のエビデンス(科学的証拠)に基づく評価でも食道がんのリスクを下げるのは「ほぼ確実」、胃がんと肺がんも「可能性あり」と判定されています。
果物ががん予防に効果を発揮する要因で最も大きいのは「抗酸化ビタミン」、ビタミンCの存在です。
体内で発生する活性酸素やフリーラジカルといったがんを作り出す物質を消し去ることを「抗酸化」といいますが、ビタミンCは抗酸化作用と免疫力を高める働きも持っているので、総合的にがん予防に寄与する可能性が高いといえるようです。
アーモンド+チョコ [健康短信]
アーモンドの摂取によるLDL(悪玉)コレステロールの低下を、米ペンシルベニア大の研究チームが報告しました。
30~70歳の肥満者48人を、
①非治療食(米国の平均的な食事内容)
②アーモンド42.5g/日を取り入れたアーモンド食
③ココアパウダー18g/日とダークチョコレート43g/日を取り入れたチョコレート食
④アーモンド、チョコレート+ココアに分けて、4週間ずつ食べてもらいました。
結果、アーモンドを単独あるいはダークチョコレート・カカオとともに摂取すれば、脂質異常症が改善することが示されました。
が、
「総カロリー量を厳格に制限することが大前提。食べ過ぎは禁物です」と研究チームのリーダは話しています。
30~70歳の肥満者48人を、
①非治療食(米国の平均的な食事内容)
②アーモンド42.5g/日を取り入れたアーモンド食
③ココアパウダー18g/日とダークチョコレート43g/日を取り入れたチョコレート食
④アーモンド、チョコレート+ココアに分けて、4週間ずつ食べてもらいました。
結果、アーモンドを単独あるいはダークチョコレート・カカオとともに摂取すれば、脂質異常症が改善することが示されました。
が、
「総カロリー量を厳格に制限することが大前提。食べ過ぎは禁物です」と研究チームのリーダは話しています。
おやつの食べ方 [健康短信]
管理栄養士の9割が「おやつを「おやつを日常的に食べている」ことが、「ダイエットプラス」の調査で明らかになりました。
「ダイエットプラス」は、「正しく食べる」をコンセプトに管理栄養士がダイエットや健康管理をサポートするために運営しています。
おやつを食べるタイミングは「午後」がもっとも多く、67人(63.2%)、続いて「夕食前後」18人(17%)、もっとも少なかったのは「深夜」で4人(3.8%)。
お勧めのおやつの1位は「ゼリー」と「フルーツ」、3位はナッツ類。
おやつを食べ過ぎたときには「夕食を中心に、次の食事内容や量で調整する」などして対処しているそうです。
「ダイエットプラス」は、「正しく食べる」をコンセプトに管理栄養士がダイエットや健康管理をサポートするために運営しています。
おやつを食べるタイミングは「午後」がもっとも多く、67人(63.2%)、続いて「夕食前後」18人(17%)、もっとも少なかったのは「深夜」で4人(3.8%)。
お勧めのおやつの1位は「ゼリー」と「フルーツ」、3位はナッツ類。
おやつを食べ過ぎたときには「夕食を中心に、次の食事内容や量で調整する」などして対処しているそうです。
タグ:おやつ
チョコレートと心血管疾患 [健康短信]
チョコレートの心血管疾患への効果を検証した論文が発表されました。
伊・ペルージャ大学公衆衛生学のグループは、米国立医学図書館の情報検索に収載された論文の中からチョコレートと心血管疾患(脳卒中、心筋梗塞など)関連の研究を抽出しました。
結果、チョコレート摂取量が多いほど心血管疾患発症数は少ないとか、心筋梗塞後の死亡率は低下するといった、心血管疾患の保護効果を示す論文が見つかりました。
最も多く摂取している群は、最も少なく摂取している群よりも有意な保護効果が認められました。
伊・ペルージャ大学公衆衛生学のグループは、米国立医学図書館の情報検索に収載された論文の中からチョコレートと心血管疾患(脳卒中、心筋梗塞など)関連の研究を抽出しました。
結果、チョコレート摂取量が多いほど心血管疾患発症数は少ないとか、心筋梗塞後の死亡率は低下するといった、心血管疾患の保護効果を示す論文が見つかりました。
最も多く摂取している群は、最も少なく摂取している群よりも有意な保護効果が認められました。
非歯原性歯痛 [健康短信]
歯が痛くて歯医者さんに駆けこむ。だが、歯にも歯茎にも異常は見つからない。
歯が原因でない歯痛=非歯原性歯痛といい、意外に多いのだそうです。
筋・筋膜性歯痛、神経障害性歯痛、神経血管性歯痛、上顎洞性歯痛、心臓性歯痛、精神疾患または心理社会的要因による歯痛……と、いろいろあります。
狭心症や心筋梗塞などに関連した「心臓性歯痛」も数多く報告されています。
動脈解離、心膜炎から歯痛が生じた例もあります。
痛みは発作性に生じ、特に運動との相関関係が認められます。
心臓の専門家を早急に受診していただくことが重要です。
歯が原因でない歯痛=非歯原性歯痛といい、意外に多いのだそうです。
筋・筋膜性歯痛、神経障害性歯痛、神経血管性歯痛、上顎洞性歯痛、心臓性歯痛、精神疾患または心理社会的要因による歯痛……と、いろいろあります。
狭心症や心筋梗塞などに関連した「心臓性歯痛」も数多く報告されています。
動脈解離、心膜炎から歯痛が生じた例もあります。
痛みは発作性に生じ、特に運動との相関関係が認められます。
心臓の専門家を早急に受診していただくことが重要です。
タグ:非歯原性歯痛
コーヒーの適量 [健康短信]
コーヒーをよく飲む人は、じつに多くのさまざまな病気を発症しにくい。
内外の研究機関によるエビデンス(科学的証拠)の高い報告がたくさんあります。
ざっと挙げると、糖尿病、肝臓がん、腎臓がん、前立腺がん、大腸がん、パーキンソン病、アルツハイマー病などなど。
不整脈による入院の確率が下がることも判明しています。
適量のコーヒーは藥といえます。
一方、飲みすぎに気をつけないといけない人もいます。
重い心臓病や腎不全、緑内障の人はリスクが高まる恐れがあります。
妊婦も要注意です。
欧州食品安全機関は、1日のカフェイン摂取量は400㍉㌘未満(コーヒー4~5杯)が健康上望ましい、と提言しています。
内外の研究機関によるエビデンス(科学的証拠)の高い報告がたくさんあります。
ざっと挙げると、糖尿病、肝臓がん、腎臓がん、前立腺がん、大腸がん、パーキンソン病、アルツハイマー病などなど。
不整脈による入院の確率が下がることも判明しています。
適量のコーヒーは藥といえます。
一方、飲みすぎに気をつけないといけない人もいます。
重い心臓病や腎不全、緑内障の人はリスクが高まる恐れがあります。
妊婦も要注意です。
欧州食品安全機関は、1日のカフェイン摂取量は400㍉㌘未満(コーヒー4~5杯)が健康上望ましい、と提言しています。
タグ:コーヒー
コーヒー効果 [健康短信]
早期死亡リスクが低下する効果は1日3杯以上で認められる
コーヒーにはさまざまな健康効果が報告されていますが、1日に何杯飲むべきか、まだ正解は得られていません。
新たな研究で、早期死亡リスクが低下する効果は1日3杯以上で認められることがわかりました。
研究は、米国立がん研究所が、成人約50万人を対象に行ったもので、10年以上の追跡期間中の死亡者を解析し、コーヒーの摂取量が多いと全死亡リスクは低下することがわかりました。
その効果はカフェインレスコーヒーでも認められました。
「コーヒーに豊富に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用や抗炎症作用、抗がん作用、血圧や血糖値を下げる作用が知られている」
と研究チームのリーダーは指摘しています。
コーヒーにはさまざまな健康効果が報告されていますが、1日に何杯飲むべきか、まだ正解は得られていません。
新たな研究で、早期死亡リスクが低下する効果は1日3杯以上で認められることがわかりました。
研究は、米国立がん研究所が、成人約50万人を対象に行ったもので、10年以上の追跡期間中の死亡者を解析し、コーヒーの摂取量が多いと全死亡リスクは低下することがわかりました。
その効果はカフェインレスコーヒーでも認められました。
「コーヒーに豊富に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用や抗炎症作用、抗がん作用、血圧や血糖値を下げる作用が知られている」
と研究チームのリーダーは指摘しています。
タグ:コーヒー
アブラナ科野菜 [健康短信]
キャベツやブロッコリー、白菜などを多く摂取すると全死亡リスクが低減する
キャベツやブロッコリー、白菜などのアブラナ科の野菜を多く摂取するほど、全死亡リスクが低減する可能性があると、国立がん研究センターなどの研究グループが発表しました。
アブラナ科の野菜には、抗炎症作用や発がん抑制作用で知られる「イソチオシアネート」と呼ばれる成分が豊富に含まれています。
45~74歳の男女約9万人を17年間、追跡、1万5349人が死亡。
アブラナ科の野菜の摂取量が最も多い群は、最も少ない群よりもがんによる死亡リスクが16%低下しました。
「イソチオシアネートに加えて抗酸化性のビタミンによる抗炎症作用と抗酸化作用が死亡リスクの低下に寄与している可能性がある」ということです。
キャベツやブロッコリー、白菜などのアブラナ科の野菜を多く摂取するほど、全死亡リスクが低減する可能性があると、国立がん研究センターなどの研究グループが発表しました。
アブラナ科の野菜には、抗炎症作用や発がん抑制作用で知られる「イソチオシアネート」と呼ばれる成分が豊富に含まれています。
45~74歳の男女約9万人を17年間、追跡、1万5349人が死亡。
アブラナ科の野菜の摂取量が最も多い群は、最も少ない群よりもがんによる死亡リスクが16%低下しました。
「イソチオシアネートに加えて抗酸化性のビタミンによる抗炎症作用と抗酸化作用が死亡リスクの低下に寄与している可能性がある」ということです。
タグ:アブラナ科野菜
寝だめの是非 [健康短信]
疲れを癒すために思う存分寝て、週明けからの仕事のために「寝だめ」しておこう、と思う人もいるでしょう。
そもそも睡眠をとらないとどうなるの?
睡眠は、体と脳を休ませるために不可欠なものです。
きちんと眠ることにより大脳は休息し、翌日、朝から正常に活動出来るのです。
睡眠が不足すると疲労が回復できず、頭痛や全身のだるさ、集中力の欠如などの症状がでてきます。
脳の疲労を回復する
睡眠中は、体温や血液の温度が下がります。
温度の下がった血液が脳に流れることで、頭が冷やされ、脳の疲労回復に役立ちます。
しかし、睡眠中でも脳の活動は、休止されているわけではありません。
昼間吸収した様々な情報を整理して、必要なものは記憶として脳に記録されます。
成長ホルモンの分泌
また寝ている間に成長ホルモンを分泌します。
成長ホルモンは、子どもだけでなく大人にも必要なものです。
成長ホルモンが不足すると老廃物が溜まってしまい、血管が詰まったり、肌や頭皮のターンオーバーがうまくいかなくなったりする弊害がでます。
免疫力が高まる
また、風邪を引いたときなど、寝ているのが一番の薬!といいますが、人間は睡眠中に免疫力が高まり、病気を治そうという自然治癒力も働きます。
逆に睡眠不足では、免疫力が低下して、抵抗力も弱まり、風邪を引きやすくなるのです。
現代では仕事で海外とのやりとりなどがあり、深夜まで仕事をする人や24時間営業の店も増え、「夜は寝るもの」という意識が低下してきています。
またストレス社会と言われている通り、ストレスを抱えて不眠に悩まされている人も増えています。
平均的な会社員を想定すると、平日は残業や付き合いで睡眠不足が続き、土日に睡眠時間を長くとってその不足分を補おうとしています。
日曜日にお昼近くまで寝てしまったり、日中をダラダラと寝たり起きたりして過ごすと、逆に日曜の夜に寝付けず、結局寝不足状態で月曜日の朝を迎えることになります。
1週間のスタートがそんな状態だと寝不足感の抜けない1週間を送ることになってしまいます。
二度寝より、起きて1日をスタートさせるほうが熟睡できる
ぐっすり熟睡できるのは、眠りに入ってから3時間位です。
その後は、だんだん眠りは浅くなっていきます。
眠くて朝起きるのが辛くても、そこからさらに熟睡することはできません。
中途半端な睡眠と浅いレベルの覚醒を繰り返すばかりで、眠りの充実感は得られないのです。
時間的には長く眠ったつもりでも、体がぐったりした上に精神的にも満足感の少ない状態になります。
この場合は、思い切って起きて、1日をスタートさせ、活動的な1日を過ごせれば、夜になって充実した熟睡を得ることができるでしょう。
「寝だめ」には2種類ある
先取り睡眠
週が明けて仕事が始まったらまた忙しいからといって、お休みの間に「寝だめ」をしようと考えるかもしれません。
これは「先取り睡眠」ですね。しかし、休日にたくさん寝てしまうと、体内時計が狂って、逆に仕事が始まってしまってから、睡眠サイクルが乱れてしまいます。
睡眠の貯金をしようとすると逆に浅い眠りになり、結果としては、脳を休めることになりません。
いつもと同じような時間帯に起きていたほうが仕事はじめになってから、疲れが残らないでしょう。
補充睡眠
もう1つは、「補充睡眠」ですが、寝不足が続いたからその分長い睡眠時間を取って寝不足を解消する、というタイプの寝だめです。
睡眠不足の状態は、脳が長時間疲労してしまっています。
そこで補充睡眠を取ることは、神経の緊張を和らげ、ある程度の効果が期待できます。
しかし、長い時間眠れば眠るほど疲れが取れる、というものではありません。
普段の起床時間の2時間後位に起きるようにすれば、睡眠リズムの乱れを防ぐことができます。
起きる時間が大幅にずれてしまうと、体内時計は狂ってしまいますので、就寝時間を早めにして、起床時間はある程度一定にすることが大事です。
そもそも睡眠をとらないとどうなるの?
睡眠は、体と脳を休ませるために不可欠なものです。
きちんと眠ることにより大脳は休息し、翌日、朝から正常に活動出来るのです。
睡眠が不足すると疲労が回復できず、頭痛や全身のだるさ、集中力の欠如などの症状がでてきます。
脳の疲労を回復する
睡眠中は、体温や血液の温度が下がります。
温度の下がった血液が脳に流れることで、頭が冷やされ、脳の疲労回復に役立ちます。
しかし、睡眠中でも脳の活動は、休止されているわけではありません。
昼間吸収した様々な情報を整理して、必要なものは記憶として脳に記録されます。
成長ホルモンの分泌
また寝ている間に成長ホルモンを分泌します。
成長ホルモンは、子どもだけでなく大人にも必要なものです。
成長ホルモンが不足すると老廃物が溜まってしまい、血管が詰まったり、肌や頭皮のターンオーバーがうまくいかなくなったりする弊害がでます。
免疫力が高まる
また、風邪を引いたときなど、寝ているのが一番の薬!といいますが、人間は睡眠中に免疫力が高まり、病気を治そうという自然治癒力も働きます。
逆に睡眠不足では、免疫力が低下して、抵抗力も弱まり、風邪を引きやすくなるのです。
現代では仕事で海外とのやりとりなどがあり、深夜まで仕事をする人や24時間営業の店も増え、「夜は寝るもの」という意識が低下してきています。
またストレス社会と言われている通り、ストレスを抱えて不眠に悩まされている人も増えています。
平均的な会社員を想定すると、平日は残業や付き合いで睡眠不足が続き、土日に睡眠時間を長くとってその不足分を補おうとしています。
日曜日にお昼近くまで寝てしまったり、日中をダラダラと寝たり起きたりして過ごすと、逆に日曜の夜に寝付けず、結局寝不足状態で月曜日の朝を迎えることになります。
1週間のスタートがそんな状態だと寝不足感の抜けない1週間を送ることになってしまいます。
二度寝より、起きて1日をスタートさせるほうが熟睡できる
ぐっすり熟睡できるのは、眠りに入ってから3時間位です。
その後は、だんだん眠りは浅くなっていきます。
眠くて朝起きるのが辛くても、そこからさらに熟睡することはできません。
中途半端な睡眠と浅いレベルの覚醒を繰り返すばかりで、眠りの充実感は得られないのです。
時間的には長く眠ったつもりでも、体がぐったりした上に精神的にも満足感の少ない状態になります。
この場合は、思い切って起きて、1日をスタートさせ、活動的な1日を過ごせれば、夜になって充実した熟睡を得ることができるでしょう。
「寝だめ」には2種類ある
先取り睡眠
週が明けて仕事が始まったらまた忙しいからといって、お休みの間に「寝だめ」をしようと考えるかもしれません。
これは「先取り睡眠」ですね。しかし、休日にたくさん寝てしまうと、体内時計が狂って、逆に仕事が始まってしまってから、睡眠サイクルが乱れてしまいます。
睡眠の貯金をしようとすると逆に浅い眠りになり、結果としては、脳を休めることになりません。
いつもと同じような時間帯に起きていたほうが仕事はじめになってから、疲れが残らないでしょう。
補充睡眠
もう1つは、「補充睡眠」ですが、寝不足が続いたからその分長い睡眠時間を取って寝不足を解消する、というタイプの寝だめです。
睡眠不足の状態は、脳が長時間疲労してしまっています。
そこで補充睡眠を取ることは、神経の緊張を和らげ、ある程度の効果が期待できます。
しかし、長い時間眠れば眠るほど疲れが取れる、というものではありません。
普段の起床時間の2時間後位に起きるようにすれば、睡眠リズムの乱れを防ぐことができます。
起きる時間が大幅にずれてしまうと、体内時計は狂ってしまいますので、就寝時間を早めにして、起床時間はある程度一定にすることが大事です。