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高齢者の肺炎 [健康短信]

オスラー名言抄 肺炎は老人に安らかな死をもたらすフレンド(友)である

ロックンローラー内田裕也さん(本名・内田雄也)が17日、肺炎のため東京都内の入院先で死去した。

79歳だった。

日本人の三大死因、がん、心臓病、脳卒中の次に多いのが、肺炎で、肺炎で亡くなる人の95%は高齢者だ。

で、「肺炎は老人の友」といわれる。

言った人は、近代の最も高名な内科医、ウィリアム・オスラーだ。

彼は自著『内科学』第1版(19世紀末に刊行)に、

「肺炎は老人のエネミー(敵)である」と書いたが、7年後の第2版では、「肺炎は老人に安らかな死をもたらすフレンド(友)である」と改めた。

そしてオスカー自身、1919年の冬、肺炎で逝った。70歳だった。

聖路加国際病院の日野原重明先生が、

「私の医師として、教師として生きる道を示してくれた、心の師」と仰ぐオスラーには、動脈硬化についての「人は血管とともに老いる」をはじめ多くの名言がある。

「たいていの人は、剣によるよりも、飲み過ぎ、食い過ぎによって殺される」

「医学は、患者と共に始まり、患者と共にあり、患者と共に終わる」

「人生は習慣である。子供が歩くのも、ピアニストの指が魔法のように動くのも、すべて練習のたまものだ。長期にわたる鍛錬の積み重ねが偉大なものを作る」

「仕事は、若者には希望を、中年には自信を、老いた者には安らぎをもたらす」

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