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オスラー名言抄 [健康短信]

 ペギー葉山(83)、(79)、日下武史(86)、豊田泰光(81)、根津甚八(69)、山城新伍(70)……。

 近年、肺炎で死去する知名人がふえている。

 いやいや近年に限らない。

 知名人だけではない。

 昔から肺炎は高齢者の専売特許だった。

 日本人の三大死因、がん、心臓病の次に多いのが、肺炎で、肺炎で亡くなる人の95%は高齢者だ。
 で、「肺炎は老人の友」といわれる。

 言った人は、近代の最も高名な内科医、ウィリアム・オスラーだ。

 彼は自著『内科学』第1版(19世紀末に刊行)に、「肺炎は老人のエネミー(敵)である」と書いたが、7年後の第2版では、「肺炎は老人に安らかな死をもたらすフレンド(友)である」と改めた。

 そしてオスカー自身、1919年の冬、肺炎で逝った。70歳だった。

 聖路加国際病院の日野原重明先生が、

「私の医師として、教師として生きる道を示してくれた、心の師」と仰ぐオスラーには、動脈硬化についての「人は血管とともに老いる」をはじめ多くの名言がある。

「たいていの人は、剣によるよりも、飲み過ぎ、食い過ぎによって殺される」

「医学は、患者と共に始まり、患者と共にあり、患者と共に終わる」

「人生は習慣である。子供が歩くのも、ピアニストの指が魔法のように動くのも、すべて練習のたまものだ。長期にわたる鍛錬の積み重ねが偉大なものを作る」

「仕事は、若者には希望を、中年には自信を、老いた者には安らぎをもたらす」

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