バセドウ病orグレーブス病 [雑感小文]
バセドウ病orグレーブス病
①甲状腺が腫れて首が太くなる、②脈が速くなる、③眼球が突き出てくる─といった症状を示す病気がある。
1840年、ドイツの開業医バセドウが報告したので、病名はバセドウ病、三つの症状は「メルセブルグ(彼が住んでいた町の名)の三主徴」と呼ばれる。
同じ時期に同様の症例をアイルランドの内科医グレーブスも報告した。
で、この病気、英米ではグレーブス病、仏独ではバセドウ病と呼ばれる。
日本は戦前、ドイツ医学の影響を多く受けたのでバセドウ派だ。
ところで、この病名、医学書はもとより一般書もたいてい「バセドウ病」だが、新聞だけは「バセドー病」だ。
新聞の原稿に「バセドウ」と書くと、有無を言わせず「バセドー」に直される。
新聞社の「外来語表記の原則」に、
『長音は、長音符号「ー」で表し、母音語を重ねたり、「ウ」を用いたりしない』とあるからだ。
なお、医療関連図書でも「バセドー病」表記のものが1冊だけある。
時事通信社発行の『家庭の医学』だ。
①甲状腺が腫れて首が太くなる、②脈が速くなる、③眼球が突き出てくる─といった症状を示す病気がある。
1840年、ドイツの開業医バセドウが報告したので、病名はバセドウ病、三つの症状は「メルセブルグ(彼が住んでいた町の名)の三主徴」と呼ばれる。
同じ時期に同様の症例をアイルランドの内科医グレーブスも報告した。
で、この病気、英米ではグレーブス病、仏独ではバセドウ病と呼ばれる。
日本は戦前、ドイツ医学の影響を多く受けたのでバセドウ派だ。
ところで、この病名、医学書はもとより一般書もたいてい「バセドウ病」だが、新聞だけは「バセドー病」だ。
新聞の原稿に「バセドウ」と書くと、有無を言わせず「バセドー」に直される。
新聞社の「外来語表記の原則」に、
『長音は、長音符号「ー」で表し、母音語を重ねたり、「ウ」を用いたりしない』とあるからだ。
なお、医療関連図書でも「バセドー病」表記のものが1冊だけある。
時事通信社発行の『家庭の医学』だ。
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