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気分は? [医学・医療・雑感小文]

 気分は?

うつ病の初期には、抑うつ気分などの精神症状よりも、身体症状が強く出ることが多い。

ある専門医の調査では、心療内科でうつ病と診断された患者の65%が、最初は内科を受診、精神科や心療内科を訪ねた人は10%以下だった。

動悸(どうき)、めまい・ふらつき、息苦しさ、頭重感・頭痛、不眠、肩こり・首のはり、吐き気・むかつき、だるさ・疲れやすさ、食欲不振、しびれ、ふるえ…。多彩な自覚症状の原因として、多くの患者はまず体の病気を疑う。

が、問診で精神症状の有無を調べると、「不安感」「憂うつ」「あせり」「いらいら」「おっくう感」などが認められる。

そうした症状を、患者が自分から医師に訴えることは少ない。
「気分はどうですか?」という医師の一言が、うつ病の早期発見につながる。

半面、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を治療中の患者が、うつ症状を相談する例も結構多い。

内科系のプライマリーケア医が、うつ病を理解し、その対処法を知ることがこれからますます必要になる─と、専門家は指摘している。
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