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短眠者の暴論 [医学・医療・雑感小文]

 短眠者の暴論

「春は眠くなる。猫は鼠(ねずみ)を捕る事を忘れ、人は借金のある事を忘れる。時には自分の魂の居所さへ忘れて正体なくなる」

─ご存じ夏目漱石「草枕」の一節だ。

春に眠いのは、気候変化の影響で体のホルモン分泌が乱れるためらしい。

これが疲労感を増し、眠い、だるい、に結びつく。

そこへもってきて睡眠には絶好の陽気だから、「春眠暁を覚えず」ということにもなる。

いや、いまや眠いのは春のみならず。24時間社会の現代人の睡眠時間は短くなるばかりで、年中眠い。

日本人の平均睡眠時間は7.8時間。

サラリーマンの週日のそれは6.7時間。

寝不足が常態化している。

だが、英国の睡眠研究家、レイ・メディスは、

「人間にとって本当に必要な睡眠時間は4時間で、それ以上眠るのはぜいたくなのだと理解すれば、眠りに関する数多くの悩みは一挙に解決されるだろう」

と、人使いの荒い親方みたいなことを言っている。

彼はいわゆる短眠者なのだろう。

誰もがそんな短時間睡眠で大丈夫だとはとても思えない。
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