心の風邪？

心の風邪？

社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所が、自治体を対象に行った調査で、自治体の半数近くで、うつ病や神経症など「心の病」になる職員が増えていることがわかった。

同所が全国の上場企業に対して行ったアンケートでは、会社員の心の病は３０代に最も多いと、６割以上の企業が答えている。

北海道大学の傳田健三教授（児童精神医学）らは、千歳市内の小学校８校の４～６年生６１６人と、中学校２校の１年生１２２人を対象に、学校の健康診断に合わせて、心の病を調べた。

結果、１．５％に当たる１１人が、本格的な「うつ病」と診断された。

うち中学１年生は５人でその罹患（りかん）率４．１％は大人並みだった。

軽症のうつ病や「そううつ病」を含めると３１人（中１は１３人）４．２％になる。

なお、不登校の児童・生徒も調べたが、うつ病は１人もいなかったという。

うつ病は「心の風邪」といわれる。

誰でもかかる可能性があるからだが、病気の実態は、とてもそんなものではない。

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