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誤嚥性肺炎 [医学・医療・雑感小文]

 誤嚥性肺炎

 肺炎というのは、その名のとおり肺に病原菌が入って起こる急性炎症だ。

 その菌の入り方・炎症の起こり方で、高齢者に非常に多くみられるのが誤嚥(ごえん)性肺炎だ。

 誤嚥の起こり方を、米国の医師バートレットは、三つの型に分類している。

 第一は、食事中にむせて、飲食物と一緒に口の中の病原菌が気管から肺に入り、肺炎が起こる。
 
第二は、胃液が逆流して気管から肺に入る。

 胃液は強い塩酸だから肺に化学的な炎症をつくってしまう。

 第三は、サイレント・アスピレーションと呼ばれるもので、眠っているときなど、無意識のうちに、口の中やのどの辺りの病原菌を肺にアスピレート(吸引)してしまう。

 高齢者の肺炎で特に重要視されている。

 誤嚥性肺炎を防ぐには、口の中をいつもきれいにしておくこと。
 
寝たきりの高齢患者を毎食後、歯をみがき、うがいをさせ、上体を起こして2時間ほど座らせておくようにしたら肺炎の発症が減ったと、老人医学の専門医が報告している。
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