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高齢者の肺炎 [医学・医療・雑感小文]

高齢者の肺炎
 
「高齢者、特に80歳以上の人は、肺炎になっても自覚症状が乏しい」と、専門医が注意を促している。

 熱が高くならない。

 セキやタンもあまり出ない。

 呼吸が苦しいとも言わない。

 それで顔だけ赤い。

 ぐったりしてしまう。

 食べない。

 ──といった例が多い。

 いきなり意識障害が起こることもある。

 そうなる前に早く気づいて受診しよう。

 家族が見て、これはすぐ病院に行くべきだというシグナルは、呼吸の変化だ。

 呼吸数が浅く、速く、1分間に25回以上にもなる。

 じっとしても脈拍数が非常に多い。

 そのとき、気づかないままだと、あっという間に重症になる。

 特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患=慢性気管支炎、肺気腫)や糖尿病、心臓病などの持病、脳卒中の後遺症のある人が風邪をひいて、2、3日前から具合が悪かったけれど、なんだかぐったりしてきた、熱が38度近くある──というような場合は即入院すべきだ。

 お年寄りは体の水分が少ないので、少しの発熱でも脱水を起こしやすい。

 風邪をひいて食事がのどを通らない時も、湯水だけは飲んでください。
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