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ヨモギの薬効 [医学・医療・雑感小文]

蓬(よもぎ)萌(も)ゆ 憶良旅人(おくらたびと)に亦(また)吾に   竹下しづの女

ヨモギは昔から日本人が最も愛好してきた野草だ。

ヨモギを詠んだ歌は万葉集や古今和歌集の中にいくつも探しだすことができる。

山上憶良も大伴旅人も早春の野にヨモギを摘み、ヨモギもちを食べたのだろう。

ヨモギは、草もちの材料としてだけでなく、薬用植物としても優れている。

お灸(きゅう)に使うモグサはヨモギの葉から作られるが、漢方では艾葉(がいよう)といい、止血、補血、鎮痛などの効能があるとされる。

ちょっとした傷はヨモギの葉をもんで張れば治る。

排便のたびに便器が真っ赤になるほどの切れ痔(じ)が、ヨモギ茶を飲み、その茶がらをよくしぼって薄いガーゼに包み、患部に当てていたら、1カ月ほどで出血が止まった症例があるそうだ。

これらはヨモギの葉緑素の効果と考えられるという。

ヨモギの葉緑素は、ほかのいろいろな緑葉植物の葉緑素に比べて効果が強力で、体内に入って速やかに作用する特徴を持っているそうだ。
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