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酒と認知症 [医学・医療・雑感小文]

酒と認知症


 ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)とアルコールとの関係は以前から知られていたが、アルツハイマー病の発症にもかかわっていることを、太田成男・日本医大教授(細胞生物学)らが突き止めた。

 太田教授らは、アルツハイマー病の患者447人と、同数のそうではない人のALDH2の遺伝子を調べた。

するとアルツハイマー病患者には、ALDH2の活性が弱い人が多く、活性が強い人よりも1・6倍、アルツハイマー病を発症する可能性が高いことがわかった。

これを裏返せば、酒に強い人は、弱い人よりも約1倍半、アルツハイマー病になりにくいというわけだ。

これはいいことを聞いたとニンマリしたら、

「だからといって、酒をよく飲んで強くなれば、アルツハイマー病が予防できるなんて、そういうとんでもない誤解はしないでくださいヨ。

問題は、ALDH2の活性が生まれつき強いか弱いかということなので、大酒飲んで強くなろうとするのは無意味などころか、かえって肝臓を傷めてしまい逆効果です」

──しっかりクギを刺された。
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