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抗酸化酵素 [医学・医療・雑感小文]

抗酸化酵素

 自然界の生きものの中で飲酒の習癖をもつのは人間だけだ。

 で、人間の体には酒を代謝するADH(アルコール脱水素酵素)やALDH(アルデヒド脱水素酵素)といった酵素が備わっている。

 ところが、酒を飲まないウシやウマやネズミなど哺乳類もみなこれらの酵素を持っている。

 なぜか?  

 実はこれらの酵素は、コレステロールの血中濃度を下げたり、体内でつくられる酸化物質を解毒したりする。

 それが本来の役目であることを、マウスの細胞をつかった実験などで、太田成男・日本医大教授(細胞生物学)らは突き止めた。

「酵素の一つ、ALDH2は体内での酸化ストレスの防御因子として働いている。

 それが本当の役割なのだが、たまたまアセトアルデヒドがやってきたら、そっちも分解しようということのようです。

 だからお酒の弱い人は、酸化ストレスにも弱いといえます。

 むろんリスクはそう大きくはないのですが、ビタミンCとかEとか、ポリフェノールといった抗酸化物質をよくとるようにしたらいいと思います」と太田教授。
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